カッパマイナス新作「HEAVYLIQUID」にて
2018年3月1日
今年実は14年目に突入?
若しくは15年目に突入なのか定かではありませんが、きっと僕が出会ったのは2004年くらいだったと記憶しています。
その頃、既に異彩を放ち初めており、いつもライブ感と楽曲に圧倒される様なライブパフォーマンスでした。
そうなんですよね、ライブも良いし楽曲もいい。。。
この手のバンドは中々居ないってのも実際で、彼ら自体は恐らくなんですがライブ中心のポテンシャルがバンド内の比率的には高いのでは?
って感じですよね。
実際ライブがホンマに良いんです、まぁ誰もがそうだとは思うのですがライブが終わった後の立ち上がれない感が半端なくて、それだけ多くの熱量を放出してライブしてるってのが、やっぱり観ているこちら側にも繋がるんだなと、表面・裏面の両面から観た時に知りました。
特にVo&Gtの石原達郎さんに関しては同い年ってのもあって、昔から付かず離れずの良い距離感でず〜っと歩んでますね。
少し昔ですが、僕が外のPA仕事の時に一緒に付いて来てもらったりしてた時期もあったんですが、その時もいつもの箱の人とバンドの人っていう良い繋がりがあったから連携プレイが取れた仕事が出来ましたね。
唯一連携が取れなかったのは、めっちゃ朝早くに車で合流して、僕が運転していたんですが、寝ぼけてて赤信号に突っ込みかけた時に助手席の達郎さんが声かけてくれて急ブレーキ踏んだまでは良かったんですが、彼が楽しみに食べかけていた自作のおにぎり(中身がコーン)のコーンがぶち撒けられた瞬間が、一番の連携が取れなかった思い出です。
でもそのお陰でおにぎりの中身にコーンを入れるっていう発想があるんやって学びましたね、一度も食べてないけど・・・
ベースの石原ノリヒトさんに関しては、思い経ったが吉日じゃないけど、ホンマに一直線にどんな事にも突っ込んでいく性格が羨ましかったりする瞬間が数度くらいあったかなと・・・
当時僕は難波ROCKETSで店長をしていたんですが、当然バンドとのミーティングとかってあるんですよね、今度はこうやった方が良いんじゃないのかとか、こういう活動にしてみたら? 的な
そんな話しに一切興味が無くて、いつ素無視な対応というか全然心に響かない感じだったのですが、一度音響の人がベースマイクはこっちの方が良いんじゃないかって言った瞬間に、目の色変えて声を張り上げて根掘り葉掘り聞きまくるという・・・・
興味がある事に真剣なのは良いのですが、あまりの落差に自分に落胆して、もっと僕自身もスキルを身につけて対等に喋れる様になろうと思って色々勉強したのもこれのきっかけだったりなかったり・・・
でも彼の猪突猛進スタイルは今も色褪せる事無くバンドに活かされ、それが底辺で支えてる大きなバンドの原動力になっているのも事実でして、いつまでも進化を止めないところが最大の魅力となったんでしょうね。
ドラムは過去に数人変わってるのですが、まぁ当然でw
変態2人の兄弟に中に入れるってのはホンマに凄い話しで、変わってしまうのもまた彼らの宿命でもありますよね。
今のドラムのタローは元「イヌガヨ」のドラムで、イヌガヨを辞めて海外に少し行って、帰ってきたタイミングでカッパマイナスに加入という経歴で、僕自身は実際のところカッパに加入してから話す機会が出来たというのが実際ですね。
ただ、いつも真面目・・・・週3〜4くらい個人練習に入ってる姿勢や、バンド練習の時にも結構一番乗りが多くて、他のメンバーの機材を機材倉庫から出して準備する辺り、ホンマに連携が取れてるなって感じがヒシヒシ伝わってきて、どう言ったら良いか分かりませんがめちゃええ奴っす!!
飲んだらアホになり過ぎるところも含めて・・・w
僕の観点ではカッパマイナスって言うバンドは
「いつまでも期待感が高揚し続けて、何年経っても色褪せないバンド」
ってのが一番当てはまるかな・・・
今僕が知ってからのカッパマイナスの中で一番バンドの熱が帯びてる状態だと思います。
きっとそれは毎日思う事であって、今一番良い状態がず〜っとあり続けるから、期待感がずっと膨らんでいくんですよね。
そのバンドが又強烈に拘り抜いた作品をリリースしたのだから、良くない訳ないっしょ
そうや、これは本来新作の音源情報を伝えたかったBLOGだったはずなんですが、何だか・・・
音源って各自聴くまで自分の中で大切に思いを描いてる事なので、あまり深く説明するってのも如何なものかって毎回思うんですよね。
音を文面で現わせる様な文才でもないので・・・
今回の作品も、今までず〜っと録音し続けてきた「Studio Cooper」で今までよりも更に磨きの篭った作品に仕上がってると思ってます。
ただ、今回の作品の目の付け所と言えば僕て的には楽曲が良いんですよね〜
なんか新しいカッパマイナスを見ている感じで、その楽曲があまりにもメロディラインが極上の仕上がりになってたり
本来彼らの持つ圧倒的なまでの轟音ギターロックサウンドと真逆の発想っていうか、素晴らしくメロディラインが華があるって感じですね。
だけど、本来の彼らの持つ根幹はやっぱりあって、それの土台の上に「ええ〜!?」って感じの歌がある。
とてもアルバム1枚聴いてて飽きさせないセットリストにもなってて、それもライブ感で培われた彼ららしいセットリストなんですよね。
僕が勝手に思ってるだけですが・・・
Amazonやタワレコとかでも売ってるし、手軽に手に入る環境が整ってるので興味のある方は是非ご購入オススメします!!
HEAVY LIQUID
¥2,000 (tax in)
1.16少年漂流記
2.No,effect
3.ドラマ
4.春のバケモノ
5.echoes
6.Sugar Moon
7.雪にかわれ
8.ジャム
9.Yellow River
そんなに高い買い物ではないので是非♪
カッパマイナス
『Sugar Moon』
■カッパマイナス
2003年11月に前身のバンドである「カッパチャンネル」のメンバーだった石原達郎と石原倫人の兄弟によって結成。
様々なドラマーと活動するも納得いく形になるに至らず。
2014年1月、久保圭佑と出会い思い描く形の現在に至るのも束の間、2015年3月に脱退。
その後沈黙を続ける兄弟のもとにアメリカ帰りのクレイジードラムス、タローからの連絡を受け、時計の針がまた次の時間を刻みだす。
今と踊るため、日々を音楽に貢ぎ中。